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ユークリッドの互除法
さて、ユークリッドとは実在する人物の名前なんだけれど、ユークリッドの生涯については、詳しいことはほとんど分かっていないらしいです。 【公約数について】 例えば、30と45の約数は、 30の約数・・・1、2、3、5、6、10、15、30 45の約数・・・1、3、5、9、15、45 ですから、2つの約数のうち共通の「1、3、5、15」の4つの数字が30と45の公約数となります。 また、公約数のうち最大の約数を最大公約数といい、この場合15となります。ここで、最大公約数を求めるときに、いまのように1つ1つ約数を取り上げて比べていくのではなく、もっと簡単に求める方法があります。その方法がユークリッドの互除法です。 【ユークリッドの互除法について】 これは前述の「原論」の第7章にやや異なった形で述べられていますが、それはユークリッドよりも100年ほど前にすでに発見されていたと伝えられているそうですよ。 【ユークリッドの互除法】 2つの整数aとbについて、 a をb で割った余りをr1 (b >r1) b をr1で割った余りをr2 (r1>r2) r1をr2で割った余りをr3 (r2>r3) ・・・・・・・・・・ としていくと、r1>r2>r3・・・・・≧0 となって余りはいつか0になる。 そこで余りが○>□となって、○が□で割り切れたとすると、□が最大公約数である。 もうちょっと一般化していうと、2つの整数aとbがあり、aがbで割り切れないとき、kを任意の整数として、aとbの最大公約数はa+bkとbの最大公約数に等しいということです。 それでは、60と168の最大公約数をこの方法で求めてみることにします。 168÷60=2 余り 48 60÷48=1 余り 12 48÷12=4 余り 0 → 48が12で割り切れるので、12が60と168の最大公約数となる。 ユークリッドの互除法を使うと、いつか必ず割り切れて、そのときの割った数が最大公約数となります。 (ユークリッドの互除法はN桁の数に対して5N回以内で終了することがわかっています。) でも、なぜこんなにも簡単に最大公約数が求まるのか不思議ですね?どうしてこうなるのかは説明が難しくなりますが下記の通りです。(わからない人はとばしてもいいでしょう) 【互除法の原理の証明】 2つの整数aとbの最大公約数をGとおくと、a=a'G,b=b'G(a'とb'は互いに素(注))とおける。 (注;互いに素とはa'とb'の公約数が1以外にはないということ。) 同様に、bとrの最大公約数の最大公約数をG'とおくと、b=b''G',r=r'G'となる。 このことを以下の①~③で利用して考えてみる。 ① aをbで割ったときの商をq,余りをrとすると、a=bq+r (0≦r r=a-bq となる。 ここで、2つの整数aとbは、a=a'G,b=b'Gとおけるから、 r=a'G-b'Gq=(a'-b'q)Gと表せる。 すなわち、r=r'G'であることから、GはG’の約数である。 ② b=b''G',r=r'G'より、a=bq+r=b''G'q+r'G'=(b''q+r')G'となる。 すなわち、a=a'G であることから、G’はGの約数である ③ ①と②が同時に成り立つので、G=G’である。 以上のことをもう少し簡単に表現すると、aをbで割ったときの余りrは、aとbの最大公約数を因数にもつ。言いかえると 『aとbの最大公約数はbとrの最大公約数と考えてよい。』ことがわかります。 この証明は、いわゆる「必要十分条件」という考え方から導かれる証明法で、なかなか説明して理解させるのに苦労します。しかも、aやらbやらたくさんの文字を使用するので、読むのさえ苦労することでしょう。 それでは3007と1649の最大公約数をユークリッドの互除法を使って求めてみましょう。!!とてもじゃないけれど最初にしたように2つの数のそれぞれの約数を並べて比較するなんて大変ですよね?ユークリッドの互除法(先人の知恵)のありがたさをつくづく感じてしまいます... (答えは97となります。) ↑の文章が理解できないという人は、↓にわかりやすい説明を載せました。2数を割られる数、割る数とすると、 割られる数÷わる数=あまり① わる数÷あまり①=あまり② あまり①÷あまり②=あまり③ あまり②÷あまり③=0 あまり③が最大公約数。 つまりはこういうことです。 Q,E,D PR ![]()
知らなかった!!!!
ユークリッドの互除法なんて知りませんでした!
これがあればかなりの時間短縮ができるわけですね! これが今みたいにコンピューターなどない時代に考え出されたものなんて・・・・・ 人類ってすごいですね!
因数分解
「弦の性質」にあった、因数分解のことだけどね。
4x^2+16x+9(部分的に因数分解) (2x+4)(2x+4)-16+9 (2x+4)^2-7(式を整理) (2x+4+√7)(2x+4-√7) 以上。 このぐらいはできるようにならなきゃだめだよ~ まだまだだね~ じゃ、明日図書館でね。
無題
ひなこにはよく分かんないけど
なんかすごいね これをとくのもすごいね
はじめまして
ども、通りすがりのものです。
このページを拝見させてもらったんですが、興味深いですね。これからも拝見させていただきますのでよろしくお願いします。
ユークリッドすご!
さすがユークリッドってかんじだなw
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